2015年1月18日日曜日

森山大道「遠野 2014」講演に行ってきました


2015年1月17日
品川にあるキャノン本社3階にあるホールで森山大道さんの「遠野 2014」という写真展を記念して講演が行われましたので行ってきました。
事前に申し込みが必要で申し込んでみたら受理されたので行ってきました。
以下はその日のメモからの箇条書きです。

僕は12時50分ぐらいに着いてしまった。
新しいキャノンのプリンターとか見てから、なんて思ったけど12時半から受付しているらしいのでそのまま入ってしまった。
人はもう4分の1程度入っている。
こういうのって後ろで聞ければいいや、なのだが思い切って前から二列目の席に座ってみる。
なんかちょっと恥ずかしい。

目の前のスクリーンには注意事項とか投影されている。
それによると写真集を買った人を対象にサイン会をやるなんてある。
なんだよ〜、サイン会って。。。
去年見に来た時に買っちゃったよぉ
ま、いいか
すでに買った本をわざわざ持ってくるなんてしないもんね。

意外とカメラバッグを担いでいる人とか首からカメラ下げっぱなしの人を見ない。
え、みんなコンデジ派なの?
それとももう今日は撮影はお休み?
来る途中もカメラ持った人をあまり見かけなかったなぁ。

時間になって森山大道さん登場
若いなぁ。。。
予測できたことだけど森山さん一人で喋るわけでもなく対談形式で。
相手は写真評論家の清水穰(みのる)さん
同志社大学で教えているのでまぁ手慣れた講義のような感じ。
過去の森山大道から入って行く方法で遠野の頃や1970年代のシーンについて語っていく
のだが。
モダンとポストモダン
出口と入口
当時の写真家達がやっていた肉体と実践を後から頭と机上での理論で語られるので少々退屈というかこの人の取材に付き合っているのか?ということさえ感じられる。
きっとそれは僕はもっと違うことが聞きたいんだ、写真家の肉声が聞きたいんだ、と思っていたからなのだと思う。
それでもスクリーンに映し出される大きな写真はすごい。
力強さが増したように感じる。
下手な写真は大きくするとつまらなくなる。

約1時間で終了。
あとは質疑応答という感じで進行。
Q:その日によってダメな日はあるのですか?
A:ヒットがないことはないんだよ。
写せば写ってくれるのよ。
当然、偶然を仕掛ける必然というのはある。
特にスナップではね。

写真は見る人によって生き返る。見る人次第。
撮るのは僕。その時には個人の思い、気分、有り様は、ある。
そして手を離れる、外に出した段階で別の行き方をしている。
写ったものが残る。

Q:コンデジで…… 云々
A:僕は良かったなぁ。
重たいものはもういい
撮りたいものが納得する形で取れれば十分。

ここで何故か写真家の加納典明さんが乱入(笑)
なんか実に加納さんらしい気がする。
関係について質問する。
通過者の視点
関わりたくない。
関係を持つ写真ができない。
新宿を撮る のではなくて 新宿で撮る
深い関係については
できない
興味ない
表面に圧倒的に惹かれる

Q:以前、東大の美術館のための仕事が… とおっしゃってましたがどうなったのでしょうか?
A:オレに東大はムリだ!
撮りに行っても面白くない

以前の「遠野」を意識したか?
そんなのどーでもいいのよ。
撮り始める
写る。それで精一杯
意識操作は全く無い

Q:写真家として生き残っていく方法
大道さん、しばし絶句
生きてれば撮る。
自分の中で生き残ればいいんだよ。

撮りたい
めんどくさいこと考えないで
意識していないけど様々な意識は一瞬に入る

とりあえずこのくらいメモ取りました。
今日のことなのに判読不能の文字があったり(笑)してます。
流れもちょっとあやふやだけどわかるうちだけメモを整理しておかないとダメなので。

2015年1月12日月曜日

京都徘徊3

京都駅から東福寺まで歩く



京都駅を降りて幸いなことに雨はそんなに酷くはなさそうです。
なので予定通りに歩くことにしました。

地図を片手に見ながら歩くとなかなか目的地にたどり着けません。
ほとんど軽く迷子になります。
大体こっちの方向、とアタリをつけてテキトーに歩き出していくと思っていた場所に到達することができます。
方向音痴なのか勘がいいのかはよくわかりません。

上の写真の右手は陸橋になっています。
地図上ではここを上がって右に行けば東福寺の方向なんです。
陸橋を見上げれば先に誰かが歩いていました。
じゃ僕もそっちに行こう、と歩き出します。
大体こんな調子で徘徊が始まります。
そして後悔しました。
東日本大震災以後(以前からその傾向はありましたが)高いところ、しかも足元が不安定に揺れるようなところは極端にダメになってしまっていて怖いのなんのって…

このちょっと大きな用水路のようなものが高瀬川です
陸橋の上から
高瀬川
昔、森鴎外の小説を読んだ時からずーっと気になっていました。
高校の修学旅行で祇園の高瀬川を見たときには落胆しました。
これ、本当にそうなんだろうか? 観光用に整備したものなんじゃないの?等々
それ以来ずっと高瀬川に関しては気になる存在になっています。

東福寺の近く
女子学生が歩いていくのでつられてそっちの方向に歩いていきます。
到着したのは学校でした。
どうやら地元の学生さん。

こっちはどうやら修学旅行のようです
元気一杯で雨何するものぞ、です。

東福寺入り口
ここから見る紅葉はさぞかし美しいだろうなぁ、と


東福寺には入りませんでした。
実は伏見稲荷大社までの距離がわからず時間が読めなかったので。
このまま伏見稲荷大社の方角に向かって歩き出します。

2015年1月10日土曜日

京都徘徊 3・Wondering Kyoto

 伏見稲荷 千本鳥居
京都徘徊 Part3
2014年12月16日に京都に行って来ました。
今頃ようやく現像とか終わってセレクトしながらアップしていこうかな、と思っています。
だいぶ季節がずれちゃったような感じですが。。。

今回の徘徊は京都駅を中心として東福寺、伏見稲荷を目指して歩き始める予定でした。
しかし、切符を取ってからずっと天気予報をチェックしていると雨。
直前になれば少しは天気も変わるだろうとすがる思いで天気予報をチェックしても雨。
雨、雨、雨。
う〜ん、行くのやめちゃおうかな。
そりゃ雨の京都なんてとってもロマンチックな響きですよ。ええ。
でもねえ。
写真を撮りに行って一日雨で一日傘をさして一日歩いて写真撮るの?
そうなるとかなり憂鬱です。

まぁそうなれば京都の美術館とか博物館巡りをしても悪くないかな、と。
さらに今回は電車とか使うのも仕方ないか、と思いました。
この夏から始めた京都徘徊の過去二回は京都駅を降り立ってから京都駅で新幹線に乗るまで一切交通機関を利用していないのです。
京都駅を中心点として自分の足で徘徊しよう。ある程度歩いたらようやく交通機関を利用して動こう。そう計画していたのです。

熱海あたりでは朝日が差しています。
おお!これはもしかしてツイてる?
俺、晴れ男?
ひょっとしたらいけるんじゃない?

でもやっぱり天気予報通りです。
そうだよなぁ。

今回の機材は雨を想定してなおかつ片手で傘をさして片手でホールドしやすいものを、とカメラを選びました。
★ SONY α7 + Sonnar FE35mm f2.8
最近はすっかり雨の日用のカメラに成り下がってしまっています。w
発売当初は防塵防滴を謳いながら取り下げたという曰く因縁つきの機構ですけどまぁそれなりには雨にも耐えるだろうという勝手な思惑。
それにグリップが大きいのでほぼ片手持ちでもグリップできるので傘を持っての撮影にはかなり期待できるだろうと。
★ Nikon1 V2+18.5mm f1.8
これもグリップ部の大きさからSONY α7と同じ理由でチョイス。
18.5mmのレンズは換算50mmでf1.8と明るいので何かと便利であろうとおもいます。
この二台はレンズは固定です。
交換なんてやってられないと判断しています。
★ RICOH GR
コートのポケットに入るのでなんとかなるだろう。
50mmと35mmだけじゃちょっとさみしいしね。
28mmもあれば、と。
以上の三台、三本のボディとレンズで今回は徘徊することにしました。
しかし、なんちゅう機材の使い方なんでしょうかね。
フルサイズもへったくれもないですね。

車中では、まぁ着いてみての出たとこ勝負だなぁ…
なんて思っていたら
米原あたりでおいおいおい
まぁこの雪景色はすぐ終わり、ホッとしました。
雨でも雪でも一緒でしょ、と言えばそうなのかもしれないけど心の準備というものがねえ。

まぁ無事に京都駅に着いて一日雨の中傘をさして徘徊しました。
思ったほど寒くなくて素手でカメラを握れたのが幸いでした。

一日京都を歩いててなぜか頭が濡れるんですよ。
おっかしいなぁ?
たぶん傘の許容量を超える時間さしていたので中心部の頂上から雨が漏れてきて濡れてしまったのではないかと。
その割には自分の頭に水がかかってくる感覚が全くありませんでした。
一応寒さのせいにしときましょう。


そして帰る夕方
ようやく雨が止みました。
なんと素晴らしい一日(笑)

徘徊の写真は順次Google+の方にアップをしていく予定です。
駄文を添えてこちらでも展開できればと考えています。

2015年1月3日土曜日

お亡くなりになりました

合掌

正月早々、縁起でもないタイトルでもうしわけないです。
好きで使っていたコンデジ、富士フイルムのXF1がとうとうダメになってしまいました。
XF1好きの間では有名な故障がありまして
それは「レンズ制御エラー」というやつなのですが僕のはその一歩手前になってしまいました。
どうも鏡胴を回してスイッチ・オンという構造が電気接点的に弱いのではないか?ということです。
そこで信号が伝わらなくなってしまう。
鏡胴も二段伸ばしですからね。

どんな症状かというと下の写真を見てもらえればお分かりになるかと思います。


とか
です。
何にも写ってないです。真っ白。撮影した日付だけがかろうじてそこに写真があるのだ、という証のようになっています。
この後に「レンズ制御エラー」と表示されて写真が撮れなくなります。
この症状、いきなりやってきました。
この症状が出てから気づくのですがその前から微妙に露出が安定しなかったり、ピントが怪しかったりするようになっていたなぁ、とあとから気づくのです。

これがまともに撮れた最後のカットになりました。
その次にはかなりのアンダーに。
「あ、この前になったヤツがまたかよ」という程度に考えていました。
そして、
このくらいのオーバーが。
「え、え、え?」と思っているうちに最初のカットのような真っ白けっけになっていきます。
液晶にはそれはそれは綺麗な景色がシャッターを押した後に見られるのですが…
「ついにきてしまったか。。。」「自分のカメラにも…」と
全く知らないわけではないのですが
この症状はならない人はならない、という不条理で。
なんとかアートフィルターをかけたかのような写真も撮れちゃいます。

どうしよう。
こういう形でカメラがダメになるなんて初めての経験です。
それに、じつはこのカメラかなりのお気に入りなのです。
通勤、昼休み時間の友でもあります。
たかがコンデジ。
しかし手動ズームのコンデジとなるとなかなか代わりがないのも事実です。


そういえば。
昨日ビックカメラの税別14800円のデジカメ福袋、これだったよな。
これだけ完売のシール貼られてなかったよな。
ネットで調べると修理代金は17000円とかあったし。

行きました。
無事?買うことができました(笑)
二代目としてまた活躍してもらうことにします。
メデタシ、メデタシ(ナノダラウカ?)

家に帰ってから保証書を見ると2013年12月18日の日付が
かの有名なソニータイマーに引けを取らないなぁ、などと。

追伸:聞けばX20やX30でもこの症状は出ているとのことです。
う〜ん、とえーっ!という感情が。
X30でもでてるのかぁ。
でも僕はX20についてはお金払っても治そうと思っています。
もうこういうカメラは出てこないですからね。

2015年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます

温度差 Fuji FINEPIX F850EXR

なかなか更新ができないでいます。
原稿としてはポツポツとメモしているのですがまとまった時間がなく、そのうちに日の目を見ないでそのままになってしまっています。
なんて言い訳を。
いかんですね。今年はなんとかもう少し更新しないと、と思っています。

去年の終わりぐらいから積極的にコンデジを使い始めていましてなんかこれで写真が撮れないか、とやってきました。
最近も忘年会の景品でデジカメ、当たりまして使ってみているところです。
上の写真を撮った機種がそれなんですけれども輸出モデルのようです。
でもメニューに日本語が出るので使う分にはなんら問題がありません。
たった一つ、JPEGでしか保存できないという点を除いて。。。
やっぱり保険としてRAWで記録ができればとは思うんですけれども
普通に使う分にはRAWなんていらんだろ、ということですかね。
今年は積極的にコンデジ使ってみようかな、と思っています。
とりとめないですけれども今年もよろしくお願いします。





今日は微妙に乳色になる空を撮っていました。
色はストレートにはなかなか出ませんね。
でもムラっぽくていいかも。
昔のコンパクトカメラみたいに日付をつけるのがマイブームになっていますがなかなか踏ん切りがつきません。
RAWで記録できるとRAWファイルには日付がつかないので日付なしにしたい場合にはいいのですけれども割り切れないでいます。